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真冬の熱い夜

小雪がちらついていた冷たい夜、テデスキ・トラックス・バンドのコンサートに行ってきました。
天才ギタリスト、デレク・トラックスはエリック・クラプトンのツアーに同行してきた時以来の大ファン。どんなバンドで来日しても見逃すわけにはいきません。
今回は奥さんのシンガーでギタリストであるスーザン・テデスキとのバンドでの来日でした。

スーザンは、エレクトリック・ギターを弾きながら、ソウルフルでエネルギッシュに歌いまくり、本当にパワフルだけれど、いつもフェミニンな服にハイヒール。
これが最高にかっこよくて、素敵です。
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(テデスキ・トラックス・バンドのHPから)
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(デレク・トラックス・バンドのHPから)
デレクのギターには相変わらず魂をうばわれます。
ソロを聞いているうちに、その音に強く引き付けられ、デレクがつむぎだす音楽の宇宙の中にすっぽりと入ってしまったような感覚に。

でも、このバンド、別の場面でも、心を奪われました。
11人いるバンドのメンバー構成はブラックの方が圧倒的に多いせいか、ノリもいいし、とにかく音が熱い。
各パートの音が重なって、大きなうねりとなって、そのうねりに身も心も引き込まれていきました。

一曲が長いし、各パートのソロもたっぷり。
最近はあまりなかった構成かもしれないけれど、これもライブの醍醐味。
メンバーが思い切りはじけているのが、こちらにも伝染します。

気づけば、2時間半もやってくれました。
何十年もトップを走り続けているミュージシャン達の演奏時間は少しずつ減っているので、久しぶりに経験する長いコンサートでした。
堪能しました!!

そして、良い感じだったのは、やはりデレクとスーザン。
愛情と尊敬で結ばれているのがよくわかります。
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(ブートレッグのジャケットらしい。いい雰囲気)
特に、デレクの神が降りてきたような素晴らしいソロの時、スポットライトから外れてじっと見守っていたスーザン。
心からデレクのプレイに感動しているのが伝わってきました。

良いものを聞き、良いものを見たコンサートでした。
by lily_ririka | 2012-02-08 22:21