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GWの話なのですが、ライタースクールのクラスメートが「招待券をいただいたから、行かない?」と誘ってくれて、横浜のカップヌードル・ミュージアムへ。
クラスメートのファミリーも一緒です。
何も知らない状態で行ったのですが、これが、すごく楽しくて、感動的な所でした!
佐藤可士和氏プロデュースで、デザインもすっきり洗練されていて、ミュージアムのコンセプトも良く頭に入ります。

まずは、マイカップヌードルファクトリーで、「マイカップヌードル」作りを。
カップヌードルに自分で絵を描き、製造月日を記入します。
そして、四種類の麺から自分の麺を選び、トッピングも四つ選びます。
私は、カレー味の麺で、トッピングはチェダー・チーズと青ネギとコーン、そして「ひよこちゃん鳴門」を。この「ひよこちゃん鳴門」を選んでいた人は多かったです。
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その後は各国の麺の屋台が集まったような「ワールド麺ロード」でランチを。
ナイトマーケットをイメージしているそうで、まさにアジアの夜の雰囲気。
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私達の目の前は壁に毛沢東の絵が描いてあって、数十年前の北京の街角にタイプトリップしたよう。

ランチの後は、友人の子供たち(小学生男子二人)とそのお父さんは、カップヌードルパークへ。
ここは、自分が「麺」となって製麺から出荷されるまでの行程を子供たちが「身体で体験」できるのです。(大人も体験したいくらいです。)

大人女子3名は「インスタントラーメンの父」安藤百福のインスタントラーメンからカップヌードル発明までをCGアニメで見せてくれる「百福シアター」へ。
これが感動でした。

つづき
# by lily_ririka | 2012-06-03 01:01

前回から、ずいぶん間が空いてしまいました。
日々、感動することがあるのに、それが指の間からこぼれてしまうのは残念。
その時書いておくことが大切ですね。では、気を取り直して、4月の中旬に戻ります。
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さて、前回の続きで、この日最後に行ったのは、増上寺と芝神宮です。
愛宕神社から歩いて向かいました。
花がいっせいに咲きそろった今年の春。
途中も桜と蘇芳の濃淡のピンクが美しかったです。
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この日は初夏のような汗ばむ陽気。
途中の港区役所の緑にもまぶしいような生命力を感じました。
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増上寺でも枝垂れ桜が見事でした。
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お寺の横に東京タワーの景色は東京の絵葉書そのもの。
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この日は青空市をやっていて、本堂の前もお参りの人が並んでおり、時間のない私はあきらめて、次の目的地、芝大神宮に。

この神社は階段を上がると、境内もあまりなく、ビルに囲まれて立つまさに都心の神社という風情。
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増上寺は江戸城の裏鬼門に配置された徳川家の菩提寺であり、芝大神宮は「関東のお伊勢さま」と呼ばれ、源頼朝や豊臣秀吉、徳川家康などにも崇敬され、古くから格の高い神社だったようです。
増上寺の三門はかつての大伽藍がしのばれますし、芝大神宮のたたづまいからも風格を感じました。

ただ、この日訪れたどの寺社も江戸時代の火災や太平洋戦争の空襲にあっています。
江戸はただでさえ火事が多く、神社なども防火の神として祀られたところが多いのですが、火事からは免れず、戦時中の空襲にいたっては壊滅的な被害を受けています。

なので、往時の面影をしのぶには想像力が必要。
今流行りつつあるようですが、その場所を描いた浮世絵と重ね合わせて、想像するのも良さそうです。

さて、芝大神宮に行きたかったのは、この神社の有名なお守りのせいもありました。
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このお守り、千木筥(ちぎばこ)は、千木が“千着”に通じることから、衣類が増えて、不自由することなく暮らせるお守りとして、女性に人気です。
箪笥の中に入れておくと、衣装持ちになるそうで、松田聖子さんもクロゼットの中に入れているとか。

形が可愛らしくて、ずいぶん前から欲しいと思っていました。
それで、キャビネットの上に飾っているのですが、実力を発揮してもらうには、「中」に入れなくてはいけませんね。
# by lily_ririka | 2012-05-31 01:34

日枝神社の次に向かったのが愛宕神社
標高26mの愛宕山の山頂にある神社です。
あの神谷町に東京23区内で一番高い山があって、そこに神社があるなんて、
何だか不思議な気がしていました。

適当に歩いていたら、京都にあるような石段があらわれて、緑に誘われるように進むと、
あっという間に神社に着き増した。
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境内の池には立派な鯉が泳いでいました。
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桜の花びらが着物の柄のような風情を。
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神社の朱は新緑とよく合います。
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正にここは山頂。生い茂った緑に包まれて、ビルに囲まれていることは忘れてしまいます。
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境内には田崎真也氏のイタリアン・レストランがあります。
日曜日はお休みで残念。

そして、帰ろうとして恐ろしく急な石段を見てびっくり。
ここは出世階段と言って、出世のご利益を期待して登るものらしいのです。
どうやら私は、最もラクチン・コースで山頂にたどりついた模様。
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この階段は、徳川家光が、山上に梅が咲いているのを見て、「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったところ、曲垣平九郎が馬で石段を駆け上がって枝を取ってくることに成功し、家光に褒めたたえられたという故事にちなんでいるらしい。
今まで馬でこの階段を登ることに成功した例は3つしかないとか。

納得です。この階段の急こう配ぶりは半端ではありません。(86段だそう。)
真っ逆さまに落ちるのでは、と思うぐらいの恐ろしさで、高所恐怖症の方には絶対おすすめできません。

この次は、イタリアン・レストランのご褒美を目当てに、この出世階段を下から登るつもりです。
# by lily_ririka | 2012-04-21 23:10

日曜日、待ち時間が数時間できました。そこで、赤坂から愛宕山、御成門の神社をめぐる小さな旅を。短い時間ではありましたが、三社三様の雰囲気が楽しめました。

まず、向かったのは赤坂の日枝神社。国会議事堂のすぐ近くです。
国会議事堂の横を通り、気が引き締まったところで、日枝神社の杜が目に入ると、心からほっとしました。
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ここの鳥居は山王鳥居といって、鳥居の上に山形の破風のある独特の形です。
これは、神仏習合の信仰である、山王信仰の象徴だそう。
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日枝神社の総本宮、滋賀県の比叡山の麓にある日吉大社は比叡山天台宗の守護神ということで、神仏習合の歴史を感じます。

そういえば、ずいぶん前に、この比叡山の麓の日吉大社に泊まったことがありました。
宿泊料は驚異的な安さで、素泊まり2000円ぐらいだったと記憶しています。
玄関には平安朝の貴族が履いていたような、神主さんの漆塗りの靴。
お風呂には「潔斎所」という札が。
部屋は結婚式の控え室も兼ねていた何十畳かの大広間で、三方がガラス窓で、神社の深い森が見渡せました。
この大広間の片隅で四人で寝ましたが、何だか申し訳ないような気分でした。
今はもう宿泊は受け付けていないようです。面白い体験でした。
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さて、階段を上ると門の表には右大臣、左大臣がいらっしゃいましたが、裏に回ると夫婦猿の像が。右大臣左大臣に負けないぐらいおごそかな表情です。
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女猿は可愛い子猿を抱いています。
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日枝神社の神のお使いは猿で、比叡山の山の神の信仰とも結びついているようです。そういえば、比叡山にもお猿がたくさんいました。

猿は古くから魔が去る「まさる」と呼ばれ、厄除・魔除の意味を持ち、また、繁殖力からも安産の神として信仰されているとのこと。

日枝神社は、江戸城の南西にあり、裏鬼門を守ってきた神社です。皇室ともゆかりの深い神社らしく、とても品格を感じます。
気持ちが波立っていても、ここに来ると、すうっと心が平になり、澄んでくる。そんな場所でした。

お寺から見える建物は高いオフィスビル。
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清められた気が静かに波紋のように広がり、国の政治やビジネスの要所を守っている、そんな気になる神社でした。
# by lily_ririka | 2012-04-19 00:34

「フーケ」は横浜山手という場所柄、外国人のお客さんも多いそうです。
それで、お店のスタッフの方に英語が堪能な方もいらっしゃいます。
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「フーケ」の人気商品は自家製サワー種を使った定番のドイツパン「ロッゲンシュロートブロート」や「ベルリーナラントブロート」。
ドイツ人のフェアで酸っぱくて歯ごたえのあるドイツパンを作ったら、予想外に日本人にも好評で、「こういうのを食べたかった」という意見が多く、定番に。

そして、平成5年に店のオーナーとなられてから、疲労とストレスでアトピーに悩まされた松下さんが、アレルギー反応の出ない食べ物を追求して、たどりついたのが天然酵母のパン。
これをきっかけに、材料も全て、アレルギー反応が出ないものに切り替えられました。

「今の子供はなにかしらのアレルギーを持っている。でも、本来は卵や牛乳でアレルギーが出るわけはない。それがなぜアレルギーになるかと言えば、動物たちが化学肥料で育てられているからです」

松下さんは「早い、安い、うまい」はあり得ないとおっしゃいます。
「化学食品は食べ物じゃありません。『衣食同源』と言いますが、化学食品は病気を作る『衣食同病』なんです。食べることは楽しくなくちゃ。そうでなければ、つまらない。そのためには、安心して食べることができないと。だから、素材にはこだわっています」

この「子供たちによる一日パン屋さん」の日は、ドイツパンはありませんでしたが、子供たちが作った、ねじりドーナツとクロワッサンを私も買いました。
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美味しくて、あっという間に平らげてしまいました。
クロワッサンもライ麦が入っていて、他のお店とは一味違います。
「フーケ」のパンは元気な素材が生み出す、しっかりした美味しさがあります。

ライターの学校でこの一年言われ続けてきたことの一つが、
「読者サービスがありますか」
ということ。
読者がこれを読んで良かった、役に立った、感動したなどと思ってくれるかどうか。

私は今回、ライターとしての初仕事で、自分自身が子供たちと松下さんからたくさんのプレゼントをいただいてしまいました。
子供たちからは何にでも一生懸命な姿と心を開いたコミュニケーションを、松下さんからは、食べたものが食べた人の身体になるということを。

記事のタイトルは「子供たちの将来を見つめるパン作り」としました。
# by lily_ririka | 2012-04-11 23:50